長州が全日参戦して4ヶ月経った

昭和60年4月23日、相模原市立体育館


リング上には、立会人として

「前NWA会長」J・クロケットJR氏と

1題


「PWF会長」R・ブレアース氏が見守る中

2


NWA世界ヘビー級選手権試合として

R・フレアーと長州力の一戦が行われました。

3

4


睨み合う王者・フレアーと挑戦者・長州

6


5


試合は王者側が優勢で

ニークラッシャーや4の字固めで長州を苦しめます。

7

8


なかなかペースを握れない長州ですが

20分過ぎにようやくサソリ固めを決め

そしてラリアットを炸裂させました。

10

16-4


さあ反撃開始といきたいところでしたが

結局27分4秒、両者リングアウトの裁定が下ったのです。

18

21


前月のブロディやウォリアーズに続き

フレアーに対しても、相手が有利の試合展開ゆえに

「長州はやはり外人が苦手」と酷評される試合が続きました。


私はアンチ全日でしたが

長州絡みの夢のカード実現には悔しい反面

単純に正直嬉しい気持ちがあったものです。


いや・・・この5日前には、新日で

猪木対ブロディの初対決が行われており

「1年前には絶対に有り得ない」夢の対決が

1週間で2つも実現したんですから

プロレスファンとして、嬉しくないはずがないですよ。


週刊雑誌を読むだけでも、ワクワクしましたから。